最近お友だちの養生生活の知念さんに勧めてもらって下の本を読んでプロテインを意識的に摂っています。
「うつ消しごはん」藤川 徳美著 方丈社 です。
うつにいいごほんのレシピ本ではありません。
ほぼすべての方にあてはまる栄養学の本です。
“タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!” と表紙に書かれていますが、どうしてそうなのかがわかりやすく、かつ市販品で手に入りやすいもので摂取できる方法を教えてくれています。
以前のコラム
ミトコンドリアとは。 でお話したエネルギー産生システムは1のミトコンドリア系がよいと書いていましたが、そのためにも
高タンパク質+高脂質+低糖質の食事がいいのだそうです。
(※液体の細胞質の中でミトコンドリアは細胞の発電所の役割ー活動エネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)を合成する装置です。)
2つのエネルギー生成方法があって、共存しています。
1.ミトコンドリア系ーエネルギー生成は遅く効率がいい。細胞分裂しにくい。解糖系の出す乳酸をもらう。
2.解糖系ーエネルギー生成が速く、効率が悪い。細胞分裂しやすい。無酸素で糖質からエネルギー生成→乳酸が増える。ミトコンドリア系のATPをもらう。
上の内容に本から追記しますと
1.ミトコンドリアにおけるクエン酸回路+電子伝達系(好気性代謝)※電子伝達系には鉄が必須 グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→ミトコンドリア
◎ATPは38個も作られる。
脂肪酸が材料となる場合—脂肪酸からアセチルCoA→ミトコンドリアとなり
◎パルミチン酸(炭素数が16の脂肪酸)の場合にはATPは129個もできる。
2.解糖系(嫌気性解糖)−グルコース(ブドウ糖)をピルビン酸のどの有機酸に分解し、グルコースに含まれる結合エネルギーをATPに変換。
グルコース1からATPが2個作られる。
※ATP(アデノシン三リン酸)−生体内のエネルギーを貯蔵したり、供給したり、運搬を仲介したりするとても重要な物質。
ATPが十分にある=元気に過ごせるということ!
材料が1つから2個できるのと38個できたり129個できる生産ラインはどっちが効率がいいかは一目瞭然です。
だから“タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!” ということなのですって!。
白い精製された砂糖の摂りすぎは、回りまわってうつやパニック障害を生じる一因となるそうです。(詳しくは本に載っています。)
鉄不足の人はミトコンドリア系でエネルギーがつくれないので、仕方なく解糖系でエネルギーを作らざるをえない。
エネルギー効率が悪いので、もっともっととエネルギー(砂糖)を欲することになってしまうのです。
この本はバターやラード、動物性のお肉を積極的に摂るように推奨しています。
たしかにお肉を食べるようになって長寿になった村のお話や、ラードを食べて痩せたブラマヨの小杉、昔、事故で口が開かなくなったので、その間プロテインやビタミンをストローで飲んでいるだけだった私の知り合いの子のお肌がツヤツヤスベスベになっていたことなど思いあたることも多々あります。
(いままでは大豆の方が身体にいいかと大豆プロテインをたまに摂っていた程度でした。)
知念さんもひと月プロテインをかなり大量に飲んで肌が変わったそうです。
ならば試して損はない!ということで先日からこれを飲んでいます。
本でも紹介されている 「ホエイプロテイン1kgNICHIGA WPI」 1kg で¥2,960 でした。
かなり大きいです。
溶けにくいですが、ハチミツで少し甘味を足して飲んでいます。美味しいです!
本のようにまだ十分な量は飲めていませんが、体質改善できて、お肌もピチピチになればいいな〜と思っています。
キレート鉄のサプリがこれを購入した時には売り切れていたのですが、先日注文できたので、そちらも毎日の習慣に追加してみます。
どんな感じになるのか楽しみです。
よくても悪くてもまたご報告します。