甲状腺というのは図のように喉元にある蝶の形をした重さ20gの内分泌腺です。
通常は喉元を触ってもわからないのですが、腫れたり、しこりがあると手で触ってわかるようになるので気をつけてください。
この甲状腺から出るホルモンは甲状腺ホルモン(サイロキシン)といって、各器官の働きを活発にして新陳代謝を良くし、熱量をあげる役割、いわば「元気の源」としてのホルモンです。
ちなみに副甲状腺は甲状腺の裏側にあって上下左右に4か所、米粒大です。
この甲状腺ホルモンの量は常に一定量に調節されているのですが、それが多すぎる病気はバセドウ病、低すぎる病気が橋本病(慢性甲状腺炎)です。
食べている海藻などのヨードが原料となってホルモンがつくられます。
下の図にホルモンが多い場合と少ない場合の症状のチェックリストがあります。
よくある症状で女性が多く発症するため、更年期や単なる体調不良とも思えるため、「隠れ甲状腺疾患」の方も多いのだそう。
ひょっとしてと気になる方は早めに検査などを受けてくださいね。