AEAJによるお知らせです。
白い花が可憐なカモミールは、炎症を和らげるなどさまざまな作用が知られており、ハーブティーや精油として古くから植物療法の分野で用いられてきました。
今回の実験では、カモミール・ローマン精油を使い、肌へのさまざまな美容効果を調べました。
その結果、健康な肌を保つために必要なコラーゲンの産生を促す作用が確認されました。
インビトロ(試験管中で人や動物の組織を用いて反応を観察する方法)による実験で、人の細胞にカモミール・ローマン精油を少しづつ量を変えて添加し、何も加えない状態(コントロール)と比較したところ、コラーゲンの量が有意に増加していることが確認されました(図2) 。
【原著論文】
熊谷千津 他:カモミール・ローマンのコラーゲン合成促進作用,アロマテラピー学雑誌,14 ,27-36 (2014).
皮膚の構造は、表皮の下に真皮層があり、真皮層はコラーゲンとそれを束ねるエラスチンで構成されています。
コラーゲンの産生が活発に行われると、弾力性に優れたハリのある肌が維持されますが、コラーゲンが減少すると表皮のハリが失われ、シワやたるみ、キメの乱れなどにつながります(図1)。
コラーゲンは紫外線や活性酸素によって変成し、加齢とともに産生される量が減少します。
今回の実験により、古くから健康な肌を保つために使われてきたカモミール・ローマン精油の作用が裏付けられることとなりました。今後、この分野での研究が進むことが期待されます。
〜(公社)日本アロマ環境協会にて特許を取得〜
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