フェイシャルの解剖学の講義を受けてきました。
山口先生って、すごい方らしいのです。アメリカの大リーグ選手のトレーナーだったり、ミスワールドジャパンの公式トレーナーだったり、なにせ身体の構造のプロで、世界的な文献から最新の情報を取り入れられている方です。
ご興味のある方は
タイトルの「筋筋膜」て間違ってるんじゃないですよ。
「知ってるわ!」という方ごめんなさい。
そうなんです。
「筋膜」 と 「筋筋膜」 というのがあるそうなんです。
以下は講座で聞いたお話。あまり一般的に知られていない内容なので、「〜そうです。」となるのですが、言い切りで書きますね。
「筋膜リリース」が最近有名ですよね。可動域を広げることができます。
◎筋膜=浅い筋膜(ファッシャ)全身を覆う皮下組織。いろんなもの、リンパや神経も覆っているもの。
◎筋筋膜=深層筋膜(マイオファッシャ)筋肉をおおっているもの。
お顔のハリ、弾力、潤いなどをもたらす繊維芽細胞(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成にかかわる細胞)はこの筋膜と筋筋膜の両方に多く存在する。
筋膜の癒着と硬化がお肌のトラブルにつながりますが、この2つを改善することで繊維芽細胞が活性化する。
要は、それがアンチエイジングになる。
その方法とは
・筋膜の癒着を剥がすには温度を高めること。
・筋膜の硬化をゆるめるには水分補給。といっても直接水分を補給することはできないので、結局は血流をよくすること。
そのために、
1.時間をかけて熱を与えて伸ばすという圧を与えること。
2.副交感神経を優位にすること。
3.深い呼吸をすること。 が大切!
この3つ、フェイシャルに取り入れることで施術結果はかなり違ってくると思われます。
呼吸って、健康には大切というイメージですが、お顔の美にもかなり影響が大きいとは驚きでした。
資料に鼻炎が治って顔の輪郭まで変化した少女の写真がありました。
きゅっととがったイメージのお顔がふっくらとやわらかい印象のお顔に変化していました。
深い呼吸のためのデコルテと肋骨へのアプローチを教えていただいたので、さっそく施術の前に取り入れてみたいと思います。