自律神経というと、最近はみなさんよくわかっておられる、交感神経と副交感神経の2つです。
他に一般的に “神経” と言って思いつくのは 痛いことなどを感じる神経=感覚(知覚)神経 です。
そしてどちらかというと才能のように感じる “神経” とは運動神経
この「感覚神経」と「運動神経」はどちらも体性神経に分類されます。
それに対して自律神経は体の内部の変化を自動的に調整する役割があります。
この図は自律神経の働きを表しています。
昼間活発に働くときには、交感神経です。よく言われる【闘争・逃走】の神経です。
気分は緊張、興奮状態で血圧も高く、呼吸も早いです。
消化のところをみてください。
<抑制>となっています。
戦う時、逃げるときに、お腹が空いたと感じないようになっているのです。
その反対は副交感神経。
休息の神経です。
気分はリラックス、体温も下がり、筋肉も緩みます。
この2つはバランスが大切でずっと交感神経ばかりオンになるような生活ばかりしていると ガン になる確率があがると言われています。
だからといってずっと緊張感のない副交感神経オンばかりが続くとアレルギーが発病する可能性があがると言われています。
そしてそれはどうコントロールしたらいいのかというと生活環境だけではなくて、気候や気圧、温度にも影響されます。
なので、夏場の暑い時にずっと冷房の中にいるとその指令がうまく働かなくなってしまうのです。
◇ではうまくコントロールするには・・・。
・副交感神経をオンにするのは女性は比較的得意で、キーワードは“ゆっくり” 呼吸もお風呂も食べるのも、マッサージも優しくゆっくりです。
普段の生活では交感神経オンの方が多いと思いますが、低血圧の方やアレルギー体質の方はうまくコントロールできていないことが多いので、この方法でスイッチの切り替えがうまくできるように訓練するのがおススメです。
キーワードは “強弱”
・首の付け根を強めにマッサージする。
・熱いシャワーや冷たい水で刺激する。
◇そして各臓器にその指令を出しているのがどこかというと脳なんですね。
脳の視床下部というところ。自律神経の最高中枢といわれます。
↑この図の右下あたりにある視床下部というところです。